「第17回 子どもフェスティバルinびんぐし」への参加

5月12日に坂城町で開催された「第17回 子どもフェスティバルinびんぐし」のブラインドサッカー体験会に弊部部員が、参加致しましたので、その模様をお伝えします。


信州大学全学サッカー部には、「人としても立派なサッカー選手」、「地域貢献」が理念の中に含まれています。

それに関連して、坂城町の地域のお祭りに参加し、ブラインドサッカー体験を行いました。

初めて体験する部員も多く、大変貴重な機会となりました。

これからも、地域に根ざした活動を積極的に行っていきたいと考えております。

以下は、弊部部員・中田、岩下が体験会に参加して感じたことをまとめました。

(文責:浅川)


ブラインドサッカーはフットサルのルールが基になっていて、5人制でゴールキーパー以外は全員盲目の選手がプレイする。そのためボールの内部には鈴が入っている。また、相手ゴール裏にはガイドがおり、ガイドが選手にゴールの方向や距離、シュートのタイミング等細かいコーチングをする。目が見えないので、音で状況把握をしてプレイしなくてはならない。サイドにはボードが置いてあってアウトプレーになることはまずない。相手からボールを奪いに行く際に「ボイ」という声を出さないといけない。これは接触による事故を防ぐためである。

ブラインドサッカーを初めてやり、まず感じたことは視覚による情報の多さだ。普段サッカーの練習する時は、必ず顔を上げて目で見て考え最高の判断をするのが理想である。しかし、ブラインドサッカーは視覚による情報が無いため、自分がどこにいるのかすらわからず、ゴールに向かうことすらままならなかった。慣れていくうちに、ボールタッチはいつものようにできるようになっても、ゴールの位置、自分の位置を俯瞰的に見ることが難しく、ディフェンス付きの練習では接触に対して、恐怖感を持つほどであった。特に自分にとってブラインドサッカーをしてる人を見て印象に残ったことは、1対1の練習である。最初にボールを持つオフェンスとディフェンスに分かれた。オフェンス側は普段からサッカーをしてる人がアイマスクを着けずにやって、ディフェンス側はブラインドサッカーの人がアイマスクを着けて行った。圧倒的に守備側が不利なのにも関わらずブラインドサッカーの人がボールを奪ったのを見て自分にとって衝撃的だったし、本当に凄いと思った。音だけを頼りにプレーしてるとは思えなかったくらいだ。それと同時に目が見えることがどれほど幸せなのかを改めて感じさせられた。

ブラインドサッカーを日常的にやっている人とサッカーをすることは自分にとって別の価値観を見せてくれるものであり、自分のサッカーの技術への考え方にも影響を与えてくれるいい機会であった。

繊維学部2年 中田涼平・岩下紘也

信州大学全学サッカー部

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